彼岸花の金粉の生成と受精の瞬間

2006-9-24、伊勢原市・日向薬師の棚田で撮影

台風14号の過ぎ去った日向薬師の空は、天に抜けるような青さであった。
早朝6:00の朝日を受けて、彼岸花の金粉は光り輝いている。

今回は、この金粉にスポットライトを当ててみる。
彼岸花は一本の茎に6個の花をつける。そして、1個の花から6本のおしべと1本のめしべが出る。
おしべの先端には、大きな鞘が付いている。
花が成長してくると、おしべの鞘が剥がれ、花粉がおしべの先端に現れる。
一方、めしべは鳥もちの付いた釣竿のようなものだ。
昆虫や、風の助けを借り、花粉が付くことにより、受精するのだ。
以上の事を念頭に置き、下記の写真の6番目までをしっかり見て欲しい。

日向薬師の棚田の周りには、栗の木や、柿の木や、コスモス畑が有った。
天に抜けるような青空も、日向薬師の山や、丹沢・大山を背景に撮影してみた。