世田谷のボロ市の名称の由来

2009-1-16、世田谷にて撮影

 農家の作業着のつくろいや、わらじになえこむボロが安く売られるようになって、いつとはなしにボロ市の名が生まれた。
ことにわらじをボロいっしょになうと何倍も丈夫になるというので、農民は争って買った。
大部分の農家にとって農閑期の夜なべのわらじ作りは、大切な現金収入の副業だった。
明治中頃までの市の最盛期には、ボロ専門の店が十数件も出て、午前中にはほとんど売切れになったという。

大正の大震災以後、世田谷は急激に発達し、都市化されたため農家がだんだんと減りはじめ、昭和十二、三年頃には、
農家の需要が減ったため、市にボロを売る店がほとんどなくなりました。

東京商工会議所世田谷支部の公式ページより引用 ⇒ オリジナルはこちらをクリック

2007-1-15 撮影写真もご覧いただけます。 ⇒ 2007年の作品