涙雨の縁切り寺 (北鎌倉・東慶寺)

2006-6-26、東慶寺にて撮影

朝起きたら、そぼ降る雨が我が家の庭の草木を濡らしている。
草木に着いた水滴が雫となって落ちる様は「涙のようであった」・・・

そうだ、東慶寺の「八重のドクダミ」と「岩煙草(岩タバコ)の花」が咲いているそうだ。
ひょっとしたら、「阿弥陀仏の目にも涙雨が付いているかも知れない」

海老名から、北鎌倉まで一時間半の道のりである。
北鎌倉に着けば、幸いの「そぼ降る雨」に遠来の観光客も傘をさしている。

東慶寺は江戸時代より、尼寺で「幸せ薄い女たちの駆け込み寺」でもあり、
梅雨時の雨はまさに、『幸せ薄い女たち』の流す涙である。