琉球泡盛花酒  舞富名

与那国島の祖納集落と久部良集落を結ぶ幹線道路のすぐ側に、入波平酒造の工場があり、自由に見学できる旨の看板を見つけた。
日曜日だったので、従業員の方が誰もいなかったが、社長さん自身が工場の諸設備の稼動を説明してくれた。
お米(タイ米)を原料として、南国の沖縄でお酒を造る。
日本酒も原料はお米、しかし、米麹やモロミを造る過程では、暑さは厳禁、必ず冬場に行っている。
ところが、泡盛は、沖縄の風土の冬暖かく、夏は暑い、でも、四季を問わず、米麹やモロミを造る。
その違いを教えていただいた。
日本酒は『白麹菌』、泡盛は『黒麹菌』 ・・・・ 黒麹菌は自然界の他の菌をやっつけてしまうそうだ。

ところで銘柄の「まいふな」とは、沖縄の先島地方での方言で『孝行者』と言うそうだ。

(撮影日時 2008-4-27)