独身時代の一人旅

撮影日 :  1996−8−25
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関東の外側となると、新潟、長野となるわけだ。 さすが 一人でドライブは辛いものが有る。 其処で、大学生の息子に同行を頼む。
海老名から、R129で八王子IC、中央自動車道で諏訪湖に出て、岡谷JCTで、進路を北にとり、明け方に終点の信州中野で一般道に出た。 小布施のお寺に名水有り。木島平にも名水有り。 長野県北部は温泉のメッカ。 事前調査から、一路、木島平村を目指し、「馬曲(まぐせ)温泉・望郷の湯」に、やっと、到着した。
標高の高いところの温泉なので、目線を水平に置くと、目の前が 真っ青な空だけ、って感じだ。 広い露天風呂は周りに遮るものが無いのですばらしい景色だ。 遠くに木島平の高社山が望め、山の緑や空を眺めながら温泉に浸かるのは、極楽気分だ。

茅葺きの水車小屋も残されており、風情が有る。 茶屋の奥にはヒノキ造りの内風呂もあり、休憩は畳敷きのところもあり、茶屋の中と外にも麺類のお店がある。
さて、息子と一緒に露天風呂に入ることになった。 我が家の風呂は小さいので、一緒に入ったのは小学生の高学年の頃が最後だったと思う。
朝風呂の後にも、旅はまだまだ続く、高田城、春日山城、新発田城、名胡桃城、沼田城、前橋城、高崎城・・・

馬曲(まぐせ)温泉の朝風呂で、徹夜ドライブの疲れも取れ、国道292号線を、朝日を背に受け、一路、上越市に向かった。
ハンドルを握っている息子は交差点の度に「どっちに行くの?」 近ちゃんナビゲーターは「まっすぐでいいよ」。
何時しか、ナビゲーターは助手席で無言になっていた。
国道18号線と交わる所で、国道292号線が消えた。 息子に「ここからどこへ行くの?」・・・目が覚めた。
上越市には「高田城」と「春日山城」がある。

城に興味の無い息子は「駐車場で待つ」ことになり、一人で、三層櫓に登ってきた。
戻ってみれば、運転疲れで、後部座席でぐっすりお休み。 次なる目的地「春日山城」の春日山神社の鳥居前の空き地に駐車し、クーラーボックスから桃を取り出し、城郭の有った、山頂を目指して登り始めた。
本丸址に着いた時、後から登ってきた女子大生に追付かれた。
カメラを渡して、写真を撮ってもらい、お礼に冷たい桃をあげた。
本丸址のベンチで、涼風に吹かれながら 2人っきりの会話が続く。愛知の女の子、お城めぐりが趣味で、一人旅でも平気です。・・・
その後も、2人で山道を歩きながらのルンルン気分。

駐車場に戻っても息子は、まだ寝ていたが、すでに2時間以上寝ているので、起したら目を覚ましてくれた。
車は女子大生も乗せて、山麓の「林泉寺」へ行く。
更に、もう一度、「高田城」に車を走らせた。
聞けば、女子大生は、今夜は松本の友達の所に行くとの事。
車は、JR直江津駅に向かった。 電車の時刻表を見れば、1時間30分待ちで有る。

お人良しの近ちゃん親子、さらに、女子大生に付き合うことになった。
駅前の2階に有る喫茶店に入り、軽食で「遅い昼食」になった。
旅先で、出会った女子大生へのエスコート振りを息子に見せようと「良い格好しぃー」の「付け」=「大切な時間とお金」を犠牲にした。

ルンルン気分の想い出は、林泉寺の山門前で、息子と女子大生のスナップ写真1枚で有る。  小柄で、丸顔の可愛い娘だった。
山の中の出来事ゆえ、「キツネか狸にだまされたゾー」と上杉謙信の銅像が笑っていたような気がした。

新発田で一泊して、猿ヶ京温泉、法師温泉、老神温泉、伊香保温泉・・・箱島不動尊湧水の名水と駆け足の旅だった。