D90が観た画像  edojyo-002

撮影地
撮影日時
作品のタイトル 徳川家康による江戸城・第一期工事
作品の概要 天正十八年(1590)、豊臣秀吉によって、江戸への転封が命じられた徳川家康は関東に入る。
大田道灌が築城し、廃城となって100年も経ち、廃墟となっている「江戸城」に目を付け土塁で守られた中世城館を改造することにした。

今までの本丸を改修するとともに、その隣りに西の丸を新設。
土木工事としては、江戸前島(えどまえじま)に道三堀(どうさんほり)と呼ばれる水路を通し、江戸城と江戸湾とを水上交通で結び、海路から物資を城まで運んだ。

城の大改修と並行して、今までは海だった「日比谷入江」の埋め立て工事である。
現在の駿河台付近に有った「神田山(かんだやま)」を切り崩して入江を埋め立て、現在の東京駅の西側や日比谷、新橋に新たな土地が造りだされ、後に、多くの大名屋敷が立ち並ぶ事になる。
さらに、江戸周辺の河川の整備が行なわれ、旧平川や小石川などを道三堀につなげる水路を造り、大雨の度に苦しんでいた河川の氾濫から城下町を守った。
また急増した江戸の住人の生活用水を確保するための上水路(神田上水)の整備も行なう。・・・50年後には「玉川上水」が多摩川から43キロ離れた江戸までの水路となる。

関ヶ原の戦いに勝利し、征夷大将軍に任じられた慶長八年(1603)以後、大阪城をしのぐ巨大な城造りが始まる。
この時には、城造りの名手・藤堂高虎に江戸城の縄張り(設計図)を託す。

   

       

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