西沢渓谷とシャクナゲわかば
[2005−5−24 晴れ時々曇り、4時半より雨]

笛吹川上流の急流が削り彫った西沢渓谷は、山梨、埼玉、長野3県が
境を接する場所にあり、秩父多摩甲斐国立公園に指定されている。

渓谷に一歩足を踏み入れると、やがて滝や瀞(とろ)、奇岩などの
素晴らしい見どころが続き、ハイカーを飽きさせる事が無い。

 ハイキングコースは良く整備されていて、解説・案内板も設置されている。、
ハイキングの前半は、沢をすぐ横に見ながら上流へ上流へと登って行き、
後半は、緩やかな山道をゆっくりと下って来るという流れで、約10kmの
コース1周の所要時間は、早足で2時間半、のんびりで5時間くらい。

交通の便もよく、マイカーなら、「有料・雁坂トンネル」を目指し、
バスなら、JR中央本線塩山駅前から、6本ほどあり。
タクシーも4人の相乗りで、バスの5割増で利用できる。
旅行会社も温泉とセットにして、目玉商品として計画している。

さて、私は、海老名の自宅を9時に出て、厚木、愛川、相模湖を通り、
高速道路は相模湖ICから入り、30分足らずで勝沼ICに着く。
休日なら混雑している道路、駐車場もがら空きである。
おにぎり、ペットボトルをバッグに詰め込んで、12時前にスタートした。

最近の「近ちゃんの取材は、イメージ残像手法を採用している」・・・
まず、『高画質写真によるスライドショー』で、取材の模様全体を把握し、
続いて文章による「ナレーション」を主体にした作品作りである。

 下記の写真集を開いてください。

『シャクナゲ』 『滝めぐり』 『わかば』 『草木の花』

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文中、色付きの太文字をクリックすると、写真を表示します。
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コース:

西沢渓谷入口---ナレイ沢橋---西沢山荘---三重の滝---貞泉の滝---七つ釜五段の滝
 ---シャクナゲ群生地---森林軌道跡---大展望台---子酉橋---西沢渓谷入口

まずは、「西沢渓谷の案内図」です。

西沢渓谷の新緑を求めて二度目の入山である。
13年程前にはデジカメも無かったし、ホームページも無かったが、
今回は、ホームページのための取材である。

5月中旬から下旬にかけては、
「ツツジ」「シャクナゲの花」が見事である。

 標高2,475mの甲武信岳の懐にあるこの渓谷は、笛吹川が花崗岩の岩肌を削った
美しい渓谷で、多くの豪快な滝を見ることが出来る。
標高は1,000〜1,400mあって、そろそろ新緑とシャクナゲの花が盛りのはず。
 舗装路をしばらく歩き、左に子酉(ねとり)橋を分け、
西沢山荘で甲武信岳への
登山道を見送り、
東沢にかかる吊橋を渡る。ここからは鶏冠山方面が良く見える。
最初の滝は
三重の滝。滝見台があり、みんなこの場所で写真を撮る。

  滝の動画もオリンパスのデジカメで撮りました。
 滝つぼに流れ落ちた水しぶきは、見ごたえあります。

 この付近からは次々に滝が現れ、水はあくまで清く、エメラルド・グリーンだ。
しかも物凄い勢いで落ちてきて、川面を見ていると自分が吸い込まれそうになる。
三重の滝から、人面洞、
竜神の滝、貞泉の滝と過ぎ、次第に谷が深く、
新緑はミズナラ、カエデ、ブナなどの木々がみずみずしい若葉を広げ、
ところどころ針葉樹や常緑樹と混ざって、
いろいろな緑を目に出来て
さわやかな生命の息吹と自然の豊かさを感じさせる実に美しい谷である。

 次第に厳しくなる道をところどころ
鎖を頼りに慎重に登り、方丈橋(1人ずつ
渡るよう注意書きがある)を渡り、渓谷随一、まさに圧巻の七つ釜五段の滝に出た。
その名の通り、5段にわたって轟々と音を立てて流れ落ちる大きな滝である。
規模といい、水量の多さといい、豪快さといい、素晴らしい名瀑である。

  西沢渓谷を代表する「五段の滝」を壁紙用に高画質大画面にしています。
  小さな写真をクリックしてください。


 この滝を過ぎ、最後に不動滝を見て、やがて道は沢筋を離れ、斜面を登っていく。
シャクナゲの群生地を歩きながら、しばらく急登をこなすと林道状の道に出る。
これがかつての
森林鉄道の跡で、今もあちこちにレールが残っている。
 なお、出合いから右に行けば
展望の良い休憩所がある。
このあたりがこのコースの最高点で、標高約1,400mである。

 この森林鉄道は、昭和8年に木材搬出のために敷設された全長36kmの
「三塩軌道」で、
下りはトロッコでブレーキのみで下り、登りは2頭の馬を使ったのだそうだ
(後に途中までは機関車利用となった)。戦後も長く活躍し、昭和43年に至るまで
実際に使われていたとか。今もレールが残るこの軌道跡は,何となく郷愁をそそる。

 ゆるやかに下る
森林鉄道跡の道は歩きやすく、美しい木々を眺めながらどんどん下る。
先ほどの五段の滝が上から望めるうえ、展望の良い場所がたくさんあって、楽しい道である。

 大久保沢を大きく回りこみ、左に広がる展望を楽しみながら、大展望台を過ぎ、
最後に急な下りを一気に降りて、子酉(ねとり)橋を渡り、西沢渓谷周遊ハイキングは終わりです。
約10km、ほどよいハイキングであった