北海道南西沖地震発生

 平成5年7月12日、深夜10時17分頃、何の予告もなしに突然檜山管内奥尻島北方深さ34kmを震源とするマグニチュード7.8の大地震が発生した。
 震源に近い奥尻島はじめ対岸の大成町、北檜山町、瀬棚町、島牧村、神恵内村などを直撃し、大地を揺さぶり、大津波の発生など、一転して悪夢の夜と化した。
 気象庁は、この地震を「平成5年(1993年)北海道南西沖地震」と命名した。
 各地の震度は、奥尻島で烈震の震度6、江差で強震の震度5、函館は中震の震度4で、北海道から東北地方にかけて激しく揺れ動いた。
 北海道を襲った地震としては、昭和58年の日本海中部地震のマグニチュード7.7を上回る、また、昭和43年の十勝沖地震にも匹敵する巨大規模地震であったため、特に奥尻島においては、地震発生と同時に大地は裂け、山崩れが起こり、大津波が襲い、さらに大火災の発生と島全体が壊滅的な打撃を被った。
 この地震により、奥尻島で死者、行方不明者は、200人を超え、また、本道でも死者、行方不明者合わせて229人の犠牲者を出す戦後、北海道を襲った地震では、最大の惨事となった。
 一方、函館営林支局が管理する国有林野においても、奥尻島の洋々荘裏観音山の山地崩壊をはじめとし、甚大な被害に及ぶに至った。


各地の震度及び津波の高さ

震 度

 震 度   6   5   4   3   2   1
地域名 奥  尻 江  差 函  館 札  幌 旭  川 広  尾
    寿  都 倶 知 安 岩 見 沢 稚  内 釧  路
    小  樽 室  蘭 帯  広 盛  岡 網  走
    深  浦 苫 小 牧 八  戸 酒  田 大 船 渡
      青  森 秋  田 新  庄 新  潟

津波の高さ

津波の被害地域 津波の高さ 津波の被害地域 津波の高さ
奥尻島藻内地区 21m 奥尻島神威脇  6m
奥尻島青苗地区 5〜10m 奥尻島赤石・球浦地区  4m
奥尻島初松前 16m 奥尻島勘太浜地区  3m
奥尻島ホヤ石付近 15m 島牧村栄磯地区 7.5m 
奥尻島稲穂地区  8m 大成町・江差町 2〜4m