雛のつるし飾りまつり

桃の節句の雛壇の両側に、
はぎれで作ったぬいぐるみをつるす風習で、伊豆稲取温泉に江戸時代から伝えられている。
「桃飾り」とも呼ばれる百十個の飾りには、
巾着・・わが子がお金に不自由しないように。 這い子人形・・這えば立て、立てば歩めの親心。
鳩・・ハトはむせないとも言われ、お乳を良く飲むように。

と、それぞれ謂れや言い伝えがあり、子の成長を願う親の深い愛情が覗える。