『いざ鎌倉!』の語源と、鎌倉武士が駆け抜けていった道。
鎌倉に幕府が置かれた前後の時代、源頼朝が源氏の嫡流として
指揮していた時代、源氏の流れを組む武家達は、鎧甲冑をまとい、
現在の関東各地から、鎌倉を目指して、一目散に馳せ参じた。
鎌倉幕府の終焉並びに、その後の鎌倉幕府の再興を期して、
北条一門が、鎌倉を目指して、馳せ参じた道は、現在の埼玉県、
東京都、神奈川県を南下するのに、当時の名称では、
『上道』『中道』『下道』の三本が主要幹線であったと伝えられる。
よって、いざ鎌倉の時代には、『鎌倉街道』は存在しなかった。
鎌倉幕府は約140年続いた。鎌倉幕府が倒れ、室町幕府の時代でも、
足利尊氏の子、足利基氏が初代「鎌倉公方」となり、室町幕府の
政治機関で関東を統治する『鎌倉府』の首長に任命された。
よって、鎌倉に通じる道は、戦国時代に突入するまでの約400年間
重要な交通路には変わりなかった。
だが、役目を終えた道として、440年の歳月が流れている。
当然、現存する事のほうが不思議なくらい。
『まさに、幻の道である。』