想い出のアルバム

徒然なる車中記
定刻7:48「あさひ307号」は東京駅20番ホームを滑るように動き出した。
上野,大宮と停車するたびに通路に立つ人が増えてくる。
更に、高崎で乗り込んでくると,200%の乗車率である。
関東平野の北の端・高崎まで空はP−カンで車窓から差し込む朝日は
次第に強くなった。
200%の混雑ゆえに,立ったまま,オニギリをほおばっている人もいた。
赤城山の山頂は少し白くなっていた。
しばらく走ると、いきなり暗闇の車窓となる、関東平野のつもりでいたが,
東京を出発してから1時間も経っていないのに,
もう,山間部に入ってしまった。
二つ目のトンネルを通り抜けたら,チラッと山里が見えた。真っ白な雪景色である。
  アッという間に,三つ目のトンネルに入った。
今度のトンネルは長い,・・・そうかぁー、谷川岳の下を通り抜けているのだ。

あさひ307号に乗車を待つ人々 停車の度に増える乗客
 
上越新幹線の「越後湯沢駅」が近づき,車内放送で,下車の準備を促される。 
越後湯沢でほとんどの乗客が降りて,車内は,空席が目立った。
一方、ホームに吐き出された乗客は,在来線への乗換えホームへ急ぎ足である。 
近ちゃんも「ほくほく線」の「はくたか4号」に乗換えた。 
はくたか4号は、9:19定刻に発車した。 
ホームの建屋を出たとたん、車内から「わぁーー」との歓声! 
いきなり,積雪1.5mの白銀の世界が広がった。 
空には,厚い雲が覆い被さり雲の切れ間から差し込む太陽の光は地上まで届かず,
白い山に吸収されてしまう。
豪雪地帯の六日町は,米処でもある為見渡す限り真っ白な世界、積雪を測る目標物が無いが、
おそらく,2メートル程積もっているのだろう。 
長いトンネルを越え,十日町に着く、20cm程の積雪である。 
この「ほくほく線」は、豪雪地帯を通過するので,直江津まで,トンネルが多かった。
走り去るあさひ307号 湯処、越後湯沢のホームにて。
越後湯沢を走り出したら,白銀の世界 雲の合間から差し太陽の光も地上に届かず
只今、10:30。  6:00に自宅の海老名を出てからまだ,4時間30分である。 
「特急・はくたか4号」は爽快に北陸本線を西に向かって走っている。 
車窓を見ると,波頭が所々に立つ海・「日本海」が右窓に展開されていくではないか。 
交通網の高速化もくる所まで来たかと云う感じ。 
直江津の上空は,晴天で,海は穏やかだ。雪も全然無い。 
糸魚川駅を過ぎると前方の空はドンヨリとしており、左手に近づいてきた
山肌には雪が積もっている。 
間もなくして,長いトンネルに入り,ときどき、右手の車窓に「親不知」の
ループ車道と、日本海が映し出される。 
特急列車は,新潟県と富山県の県境を走っているのだ。 
トンネルを過ぎると右手に波の無い真っ青な海原が広がってきた。 
どうも、富山湾の沖合いらしい。 
隣りのボックス席では,2組の夫婦が直江津駅通過時に車内販売で買った
駅弁「夫婦釜飯」を美味しそうに食べている。 
近ちゃんは,車内販売のコーヒーを飲みながら書斎感覚で,旅行記をメモっている。 
    

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