「恋のときめき」・第4話
メール友達のアンとの二人だけの「オフ会」(通常のインターネットによる
会合・会話を、オンライン会話と言い、顔を会わせての会話をオフライン会話、
略して、『オフ会』と言うのである。)の、日時と場所が決まった。
しかし、諸手を挙げて逢いたいわけではない。 なぜなら、「たどたどしい
日本語表現のメールだけでは、アンの様子が全く分からないからである。」
せめて、顔写真でも有れば、逢おうか逢うまいか判断つくものであるが?
この心理は、携帯電話の出会い系サイトの場合と類似しているようだ。
とにかく、アンからの所用時間は2時間半、もし、逢ってみて、近ちゃんの
好きなタイプでなかったら、駅前の喫茶店で、自己紹介して、お茶でも飲んで
早めに切り上げよう・・・・。 あまり、深入りすることも有るまい。
もし、好きなタイプだったら、精一杯のもてなしで、鎌倉を一緒に歩こう。
その時のコースとしては、「梅の花」「桜の花」「お金の増える銭洗弁天」
「侘び寂のお寺の海蔵寺」「お気に入りの東慶寺」と、計画は、
好きなタイプの女性とのデートを念頭に置いて、近ちゃんは、まだ、見ぬ女性を
思い描いているのだった。