件  名 第14話
「ナデナデされて、黒光りの亀頭は、十谷温泉・源氏荘」
入浴日
編集日 :2001/1/12  22:42

所は、山梨県西部の鰍沢(かじかさわ)町の山中に十谷(じゅっこく)温泉があり、2軒の温泉宿が頑張っている。

今宵は、物好きな方に向けての、話しなり。

源氏荘の湯殿には、石で出来たけったいな置物があった。

女性性器と男性性器そのものであったが手で撫でられ黒光りしていた。
秘湯にありがちな、子宝に預かるようにとの配慮から、
「今夜、がんばってネ」とのゴー・サインであろう。

しかし、このまま話しを終わってしまっては、露天風呂の紹介にならない。

国道52号線からわずかしか山間に入ったにも関わらず、小川のせせらぎが
大きく聞こえ、蝉時雨やカジカの声が響き渡る渓谷であった。

狭い川岸に、二軒の温泉宿は、仲良く共存していた。
目指す「源氏荘」は、奧の方、玄関前に大きな一対のガマガエルの石細工。

露天風呂はせせらぎを聞き、小さな滝を見ながら、時には、カジカの声を聞き、
目は、混浴の女性の姿を追っている。
何ともはや、「極楽、ごくらく」の気分なり。

話しを元に戻すと、かの置物は、「ガマの大岩風呂」の中に有ります。
助べーな諸侯の方は、必見の価値がありますぞ!