ジオスペース探査衛星「あらせ」 |
地球近傍の宇宙空間であるジオスペースには、ヴァン・アレン帯と呼ばれる、メガエレクトロンボルトを超える高エネルギーの電子が充満した放射線帯領域が存在するそうだ。
しかし、なぜ高エネルギー電子が生まれ、放射線帯がつくられるのかという謎は1958年のヴァン・アレン帯発見以来、解明されていない。
太陽風の擾乱によって起こる宇宙嵐に伴って、高エネルギー粒子がどのようにして生まれるのか、そして、宇宙嵐はどのように発達するのかを明らかにするため、ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG衛星)は、放射線帯の中心部で高エネルギーが生まれる過程を世界で初めて観測しようとしている。 |
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