D90の後継機  d7500-22147

東京都北区西ヶ原1−27−39
撮影日 :  2022−10−11
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本館建物と西洋庭園はジョサイア・コンドルが設計、大正6年5月に竣工。
洋風庭園に続く池泉回遊式の日本庭園は植治の名で知られる京都の庭師、小川治兵衛(おがわじへえ)が作庭、大正8年完成。
建物も庭園も竣工当時の姿を保存している極めて貴重な事例として、国の名勝に指定されている文化財である。
外壁は神奈川県の真鶴の新小松石(安山岩)、切妻屋根は天然スレート葺き、出窓や玄関ポーチ屋根は銅板瓦棒葺き。
素朴で重厚な外観はスコットランドの建築や英国の別荘建築に近い。

旧古河邸はコンドルの最晩年の設計で、洋館内部に和室を完全な形で取り込んだ極めて珍しい設計である。
1階がすべて洋室で主に接客のための空間なのに対し、2階の寝室を除いたすべての部屋が伝統的な和室である。
和洋の様式を折衷することなく巧みな構成で和洋の調和を図っている。
和と洋を共存させる手法は庭園の配置にも見られ、大きな特色となっている。