湯河原温泉には109本(2008年度)もの源泉があり、泉質は大きく分けて塩化物泉、単純温泉、硫酸塩泉の3種類があります。
源泉温度は60〜90度あり、沿道に用意された「プラスチック樽」に手を差し込んで見ると、まだあたたかった。
「3基の神輿」は、「湯河原美術館横の広場」を19時30分にスタートして、2キロメートル弱の沿道を練り歩き、終点の「泉公園」に20時55分に到着し、21時7分に一本締めを行った。
約1時間30分余りの長時間に渡り、3基の神輿は、沿道に置かれた1000個の樽と、観客がお湯をかけるプラスチックの湯桶が5000個、そして、消防の放水銃を備えた散水車が三台活動していました。 この「湯かけまつり」には、約60トンのお湯が神輿めがけて勢いよく浴びせかけます。
担ぎ手の中には、お湯は「硫酸塩泉」のものもあり、目に入ると非常に痛いらしく、顔をしかめている姿が写真にもあります。
「湯かけまつり」の由来は、遡ること江戸時代。 湯の効能が高いことから温泉の湯を樽に詰め、大名家や御用邸に献上した古事が始まりとされています。
当時は、献湯神輿の出発に際し、道中の安全を祈願しお湯をかけ御祓をする儀式がありました。これを再現したものが「湯かけまつり」です。メイン会場の玄関テラス前広場とフィナーレ会場の泉公園では、神輿が甚句にあわせて会場内を練り歩き、さらに盛大に「湯」がかけられ、迫力満点です。
静止画でも、土砂降りの雨のようですが、動画ではより、お湯の量が分かります。
スタート地点の「湯かけの様子」 中間点の万葉公園の「テラス前広場の様子」
フィナーレ会場の「泉公園の様子」 かけるお湯もなくなり、燃え尽きた泉公園 |