D90の後継機  d7500-23100

東京都目黒区 ホテル雅叙園
撮影日 :  2023−8−24
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今年の夏も『百鬼夜行』をストーリーテーマに、「百段階段」の部屋を進むごとに現世から異界へと旅するかのような展示演出をはじめ、絢爛豪華な独自の様式美に溢れる文化財空間にさらなる「色」による表現が加わり、美しくも妖しい世界へ誘います。

『十畝の間』のエリアテーマは「異界へと続く道」。
一葉式いけ花・家元の粕谷尚宏によるスケールの大きないけばなのインスタレーションが迎えます。 越谷の籠染灯籠はゆかた生地の藍染にて使われる伊勢型紙を製作工程で使用している。

『漁樵の間』のエリアテーマは「鬼の住処」。
ペットボトルアーティストの本間ますみのインスタレーションはとても怪しくそして極彩色が映え、奥の方にいる鬼の姿に、怖さを感じた。

『草丘の間』のエリアテーマは「異界の四季」。
藤娘や紅葉狩り、鷺娘や吉原の桜を歌舞伎による四季を体感する。  部屋の中央には七夕飾り作家・櫻井俊による「龍」と「鳳凰」のおおきな灯籠も素晴らしかった。

『静水の間』のエリアテーマは「白き狐の世界」。
義経千本桜の白き狐がすすきの穂の中に隠れていた。

『星光の間』に続く廊下には、第一印刷所が手掛けた「切抜きのにしきごい」と長岡の花火をモチーフとした「かみはなび」があり、部屋に入ると部屋いっぱいに涼しげなガラス工芸が展示されている。

『清方の間』のエリアテーマは「対岸の現世」。
2間続きの部屋で、入口に近い部屋には円筒形のライトは床と天井にローマ字が映し出され、奥の部屋には、10面体の希莉光(きりこ)あかりから漏れる柄がきれいだった。 他に「かんざし」や「組子細工のあんどん」や「和傘のあんどん」も良かった。

『頂上の間』のエリアテーマは「神々の園」。
金平糖の様な、カラフルな紙で作った大島エクレ総業の作品が部屋いっぱいに空間を埋め尽くし、「越谷だるま」と「水引きで作った黄金の龍」と「神々のお面」が隅の方に置かれていた。