D7500機  d7500-24021

東京都目黒区 ホテル雅叙園
撮影日 :  2024−1−23
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前回(2020年)の雛祭り展では、「三種の神器の剣」や「浦島太郎」や「忠臣蔵の打ち入り」や「因幡の白兎」などのテーマで、約800体の人形による「座敷雛」の圧倒的スケール感を味わったが、今年は、大河ドラマでもおなじみの「源氏物語」の華やかで雅な宮中の物語が、圧巻のスケールで展開されていました。

京都の下鴨神社と上賀茂神社の例祭「葵祭」の行列や宮中の宴、祭りを楽しむ見物人の姿といった”京の雅”を約800体の人形で表現し、「源氏物語」の印象的なシーンも随所に盛り込まれています。

奥の御殿で華やかな宴に興じる貴族たち。   葵祭の主役である斎王の雅なお姿。    馬上の光源氏と頭の中将も加わった賑やかな行列。 

この展示を手がけた人形研究家の瀬下麻美子さんは、「光源氏をひと目見ようと牛車に乗っている正妻の葵の上と、愛人の六条御息所が、場所取りで喧嘩をするシーンを描いています。  六条御息所は生霊になって人を呪い殺すような、『好きな男のためならば』というような女性。
ここは夢の世界ですから、あちらには別の光源氏と紫の上もいて、源氏物語のいろいろなシーンをあちこちで見ていただけます」と話していました。

確かに奥のほうに目を向けると、ラブラブな光源氏と紫の上の2人の姿も。  光源氏と稀代のプレイボーイに想いを馳せ、さらに別の光源氏の姿を探しながら、いつまででも眺めていたくなる、緻密で濃密でフェティッシュな世界。 
ぜひ生でご覧いただきたい展示です。・・・と、瀬下さんは言っている。

スマホに『パノラマ』なる機能があった。
すると、一眼レフで撮影できなかった「超広角」が一枚の写真になった。
  原画は[8896*3846]を縮小画面に[1275*600] ⇒ クリック