D7500機  d7500-24058

山形県尾花沢市銀山新畑
撮影日 :  2024−3−28
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銀山温泉は、かつて江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来している。
明治時代は、奥州街道より約12キロ入った山間部にあり、尾花沢から来る人は、1日がかりで、湯治客専用の宿でした。

大正2年銀山川の大洪水でほとんどの温泉宿が流され、衰退しました。
大正10年に銀山川の水を利用した「水力発電所が作られ、昭和元年に源泉のボーリングで高温多量の湯が湧き出しました。
大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が、銀山川の両岸に沿って建ち並びました。

戦後は、温泉街の洋風化も落ち着き、外観は和風に近づいてきました。
「千と千尋の神隠し」のモデルとなった建物は、「古山閣」の二階の軒下の10枚の鏝絵の絵画や玄関の入口あたりに、大正ロマンの風情が残っていました。

銀山温泉の一番の見どころは、しんしんと雪が降り、ガス灯の灯りに照らされる「建物」だそうだ。
残念ながら、今年は、雪が少なく、風情ある「銀山温泉」には、出会えませんでした。