D7500機  d7500-24065

山形県河北町 紅花資料館(旧堀米邸)
撮影日 :  2024−3−29
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紅花は、キク科の植物で、原産地は中近東であり、室町後期から栽培され、貴族のあでやかな衣装の染料や、口紅として重宝されました。
紅花を摘んで、ゴミなどを取り除くために水洗いする。 この水洗いの段階で、黄色の色素成分が99%出て、(赤色の色素が1%出ます)黄染めに使用され、よく、揉み洗いされた花びらは、数日寝かせて発酵させて、臼や餅つき機などでついて、3センチほどの大きさに丸めます。 そして、せんべいのように潰して、天日で干したものが紅餅という物になります。 陸上輸送は馬で運び、京都へは水上輸送のため、最上川舟運や日本海は北前船が活躍しました。

そして、馬一頭が背負える荷物として、「一駄(120キロ)」が、お米100表分の価格でした。 金の10倍になるもので、最上川の紅花商人はたいそう繁栄しました。