D90が観た画像  d90-10014

撮影地 角館・武家屋敷・石黒家
撮影日時 2010−1−22  14:46〜15:06
作品のタイトル 武家屋敷・石黒家
作品の概要 角館城主の芦名家に跡継ぎが無く、お家断絶となり、代わって、佐竹北家の佐竹義隣が角館城主となった。
佐竹北家の家臣で、家格は家老格の小野崎家(200石)に次ぐ150石取り、財政を担当する用人に召抱えられた石黒勘左衛門直起を初代としている。

武家屋敷としての石黒家の現在の住宅は、8代石黒隼人祐直信が、嘉永6年(1853年)に蓮沼七左衛門から買い受けたものである。

  

  

武家屋敷・石黒家

石黒家の薬医門には、文化6年(1809年)4月27日の墨書銘との矢板があり、角館に現存する武家屋敷のなかで年代の確認されるものとしては最古の建物となっている。
玄関は、上位もしくは同格の身分を対象とする正玄関と、下位身分対象の脇玄関の2つがあり、正玄関には起り破風と懸魚をともなっている。

母屋は茅葺きで、角館の武家屋敷のなかでは唯一、母屋の座敷に入って建物を主体に内部を見学でき、欄間の透かしにみえる工夫や特徴的な畳敷きなどを実見できる。
庭には築山や巨石が置かれるが、池はなく、樹齢300年のモミの大木をはじめ各種の常緑樹やモミジなどの落葉樹があり、東屋をともなっている。