古民家山十邸は、古くからのただずまいを残し「かながわのまちなみ100選」
に選ばれた神奈川県愛川町中津熊坂地区の旧街道沿いにあります。 当時、熊坂家は「山十」(やまじゅう)の屋号で呼ばれたこの地方きっての豪農で、この邸は、明治初め熊坂半兵衛(1839〜1897)の代につくられ、すでに110年ほど経ています。
昭和19年に熊坂家から、戦前の思想家大川周明の所有となり、
昭和32年に死去されるまで住居として使用されていたもの。
その後、愛川町で買取り、建物や庭園等を後世に残すために修復、保存を図ったもので、平成21年1月に建築物としての文化財的価値が認められ、主屋と門が国登録有形文化財となりました。 |