D90が観た画像  d90-10100

撮影地 神代植物公園
撮影日時 2010−3−27  13:05〜13:20
作品のタイトル 神代植物公園の「神代曙」物語
作品の概要 日露戦争後、尾崎東京市長からタフト米大統領にサクラの苗木2000本を贈ったのが1909年(明治42年)。
日本郵船の「加賀丸」で運び、ワシントンに着いた時、桜の苗木は害虫に侵され、すべての苗木を焼却処分した。
最終的に 1912年、横浜港より桜の苗木6040本を積んだ「阿波丸」が出航し、苗木の半数はワシントンのポトマック河畔植樹用に、そして残りの半数はニューヨークハドソン河開発300年記念樹用になった。

時は移り昭和の時代へ・・・、調布市の神代植物公園の築山に桜の苗木を植える事になった。
この時、アメリカのワシントンから桜の苗木が6本贈られてきたと言う。
現在、築山に『アメリカ」と名札の付いた木が4本並んでいる。

  

  

神代植物公園の「神代曙」物語

ここから「あるボランティアの方からの受け売りである話」だ。

桜や桃や林檎や梨は、同じ木のおしべの花粉ではめしべは受精しない。
蜂などが体に付着して来た異なる種類の花粉でしか受精しないと言う。
よって、めしべの遺伝子が継続し運ばれてきた何の花の花粉か解らない遺伝子は絶ちぎれとなる。
アメリカでソメイヨシノの実生の苗木が育ち、日本に来た物は、異父のソメイヨシノである。
ところで、アメリカではソメイヨシノを「曙」と名付けているとか・・・。
さて、『このアメリカ』桜を接ぎ木した物が大きな木となり、ソメイヨシノに先立ち開花して人気の的となっている。

ところが、親木のアメリカが色白の花に対して、接ぎ木のサクラの花は、赤みがかっているので、神代植物園育ちなので、「神代曙」と成ったのである。