D90が観た画像  d90-10114

撮影地 御柱・木落し坂
撮影日時 2010−4−11  13:59〜16:24
作品のタイトル 「秋宮1」の御柱の坂落し
作品の概要 8本の御柱の最後は、「秋宮一之御柱」である。
すでに終了した2本の坂落しが30分の時間超過が影響して、セレモニーの開始が1時間近く遅れた。
15万人ほどの観客も待ちくたびれてきた。
ましてや、私の撮影場所からは松林の先で、何が執り行われているのかさっぱり判らず、進軍ラッパと木遣りの声と氏子達の掛け声だけが聞こえてくるだけ。
太陽も西に傾き始め、空には雨雲が薄く広がり、カメラのISO感度を上げて、連写撮影の準備をした。
最後の木落しが終了した瞬間に、天の神様も「撮影も無事に済んだかい」と、雨雲にお湿りを許された。
雨に当たりながら30分の徒歩で車に辿り着いた。

  

  

「秋宮1」の御柱の坂落し

信州・諏訪大社では七年に一度の寅と申の年に宝殿を新築し、社殿の四隅にあるモミの大木を
建て替える祭りを行う。
この祭りを「式年造営御柱大祭」、通称「御柱祭」と呼び、諏訪地方の6市町村21万人の氏子がこぞって参加する天下の大祭である。
御柱祭の起源は、定かではないが、室町時代の『諏方大明神画詞』という記録に、平安初期の
桓武天皇(781〜806)の時代に「寅・申の干支に当社造営あり」とあるのが最初の記録なので、
起源はさらに遡るともいわれている。

「御柱」は、長さ約17m、直径1m余り、重さ10トンを超える巨木の為に、「秒速15メートル(時速54キロ)」で斜面を滑り落ちてきた丸太の頭部に弾き飛ばされたり、下敷きになったら、大怪我をするだろう。