D90が観た画像  d90-10130

撮影地 福島県三春町
撮影日時 2010−4−25  11:03〜11:52
作品のタイトル 柴原神社のシダレザクラ(滝桜の子孫)
作品の概要 柴原神社の隣りの農家・高橋さんの話しでは、
明治時代の後期に、村民が連立って「伊勢参り」をした事が有った。
その時の記念植樹として、柴原神社の鳥居前に「滝桜の実生の苗を植えた」と、村の古老から聞いたそうな。

三春の高原地帯で、見慣れない畑の景色が有った。
地表50cm足らずのゴツゴツ頭の木が整然と並んでいる。
そう、桑の木である。 ・・・・現在も養蚕が盛んのようだ。

明治二十年に福島県郡山まで開通した鉄道の駅と三春との間に、明治二十四(一八九一)年から、絹糸を横浜に送るため、馬車鉄道が走っているのだ。

  

  

柴原神社のシダレザクラ(滝桜の子孫)

柴原集落の生い立ちと共に歴史を刻んできたのであろう「村の鎮守様」、杉木立の中に立派な拝殿を持つ本殿があった。
拝殿の向拝(建物正面の頭上の軒先)に有る彫り物は、通常なら、「波と龍」の彫刻が主流であるが、この柴原神社の彫り物は「波とスズメ」だった。  ・・・ ちょっとコンセプトが判らないが。
神社前を走る農道は、後年に造られたものであろう、シダレザクラの側のカーブミラーは撮影に邪魔だった。