D90が観た画像  d90-10229

撮影地 世田谷区成城学園・旧猪俣邸
撮影日時 2010−12−11  14:19〜15:49
作品のタイトル 晩秋の猪俣庭園
作品の概要 旧猪俣邸は、(財)労務行政研究所の理事長を務めた故・猪俣猛氏ご夫妻の邸宅として、昭和42(1967)年に建てられたものです。
主屋は、文化勲章受章者の建築家・吉田五十八の設計によるもので、武家屋敷風の趣がある数寄屋造りの木造平屋建ての建物です。
邸内には、アカマツやモミジをはじめとする多くの樹木や、居間に面した一帯にはスギゴケを植えて、一部に水路を配し、その廻りに園路を巡らせた回遊式の日本庭園となっています。

  

  

晩秋の猪俣庭園

吉田五十八(1894-1974)は東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業後、渡欧しているが、帰国後、日本建築に回帰し新しい日本建築の創造に取り組んだ。
代表作としては、成田山新勝寺本堂、岸信介邸、梅原龍三郎邸、外務省飯倉公館、新喜楽、岡崎つる屋、金田中等がある。

猪俣邸は”茶”をテーマに造られたお屋敷で、茶人であり、風流人であった猪俣氏としては、どうしてもその杉苔を庭の中心に据えたかったのだろう、、なんと京都から土ごと苔を移植されたそうだ。