天竜川の東岸の山腹に位置し、目の前には、中央アルプスが見渡せる場所に『円満坊跡地』が有る。 鎌倉時代の『円満坊』は、広い境内を持していたようだ。 ・・・現在は、2ヵ所に分断されているが・・・
往時は、「桜塚円満坊」と呼ばれ、桜の名所としての伝説が残るのは、コヒガンザクラの古木が存在するのが何よりの証拠。
江戸時代には阿島藩主知久候の奥方や女中たちがお花見に出かけ、その行列がたいそう美しかったと伝えられている。
境内に安置される阿弥陀如来坐像は、900年を遡る平安時代藤原期の優作で長野県宝に指定されています。 |