D90が観た画像  d90-11185

撮影地 東京都町田市三輪町
撮影日時 2011−11−6 
作品のタイトル 高蔵寺の禅寺丸柿の樹
作品の概要 王禅寺から西へ2.8キロメートルの場所に「高蔵寺」はあった。

北原白秋が昭和10年(1935)秋、妻と王禅寺に行く途中、道に迷って立ち寄った寺でも有り、その時、7首の和歌を詠っている。

「高蔵寺しづかやと散葉眺めいて梢の柿のつやつやしいろ」
「柿もみじ幾葉ちりつぐしづかなる夕空ありて照る玉さはに」

さて、禅寺丸柿の樹だが、境内に数本の柿の木があったが、古木らしく、木の中心部分が朽ちていたのが痛々しかった。
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推定樹齢・・・300年
幹の周囲・・・1.70メートル
樹   高 ・・・・7.0メートル
枝  張 ・・・・8.0メートル

  

 

高蔵寺は、空海、弘法大師を宗祖とする奈良県桜井市にある真言宗豊山派長谷寺末寺です。
「従来当時御朱印奉還之理由書」という明治の記録によると、
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足利将軍家代々の武運長久祈願所として康安2年(1362年)4月、権大僧都法印定有によって開山されたと伝えられている。
・・・・ ゆうに、600年以上の歴史を重ねた古刹です。
小田急線沿線随一を誇る『花の寺』と言われ、四季を通じて花が絶える事が無いそうだ。
特に、境内の約30種2000本の西洋石楠花(シャクナゲ)はことの他美しく、また数千株にも及ぶエビネ蘭もあり、ここを訪れる人の目を楽しませている。
また、この寺の本堂には七福神ご神体が安置されているそうだが、正月3が日しか開帳されず、普段の為にと、境内にも七福神の石像が配置されている。