D90が観た画像  d90-12020

撮影地 東京都南青山・根津美術館
撮影日時 2012−3−9  14:30〜15:56
作品のタイトル 虎屋のお雛様
作品の概要 「虎屋の羊羹」で知名度の高い「虎屋」は、室町時代後期に京都で創業されたそうです。
明治2年、京都から東京遷都に伴い、当時の12代店主・光正は、御所御用の菓子司として、京都の店はそのままに、東京へ進出を果たす。

虎屋の14代店主・黒川光景が、明治30年(1897)に生まれた娘・算子(かずこ)の初節句のために、雛人形を京都の老舗人形店『丸平大木人形店(まるへいおおきにんぎょうてん)』で調えたものです。
雛人形は、典型的な京雛(きょうびな)で、きらびやかな冠や装束と端正な面差しが雅やかな作品です。
雛道具は、上野・池之端の七澤屋(ななさわや)に発注したり、江戸時代に七澤屋が手掛けたものが蒐集されています。
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特に、江戸時代後期には、雛人形は年々華美になったために、幕府は贅沢禁止令を出しました。
雛の寸法を八寸(約24センチ)以下に制限したため、一緒に飾る雛道具も小さな物が作られました。
極めて小さいにもかかわらず細部にまで美しい牡丹唐草紋の蒔絵がほどこされています。 ・・・会場で入手した「出展目録」に興味のある方は、「左の出展目録の文字」をクリックして下さい。
会場では、双眼鏡持参のご婦人もいました。

配布されたパンフレットだけが、皆様に写真公開出来る資料ですが、虎屋に伝わる雛壇飾りの模様を紹介します。

なお、根津美術館の庭園内を写真撮影しましたので、梅の花でもご覧下さい。

ネットでお雛様を見れます 美術館携帯サイトで、虎屋のお雛様 webページをご覧下さい。
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