D90が観た画像  d90-12036

撮影地 埼玉県新座市・平林寺
撮影日時 2012−4−13 13:11〜13:26
作品のタイトル 平林寺のど根性桜
作品の概要 日本全国の一本桜を数百本見てきた私がお薦めするのは「川越城主・松平伊豆守信綱の夫人」の墓地の墓守桜である。

埼玉県新座市の平林寺の境内奥に、川越藩主二代目のよって、西暦1663年に、現在のさいたま市岩槻から「伽藍と墓石群」が移築された。
数多くの墓石と石灯籠を持つ「大河内松平家廟所」が有り、最前列に、初代藩主である父親の信綱墓が有り、その右には『信綱の夫人』の墓が並んでいる。
この信綱の夫人墓の参道に、一本の桜の木が植えられている。
いつの頃から根曲がりになり、つっかえ棒が2本立てられ、その一本がいつの頃からか朽ちてしまった。
つっかえ棒が無くなった墓守桜は、大地に横たわり、3百数十年前に亡くなった信綱の夫人の霊を慰めるかのように、春には、見事な花を咲かせるのである。
私が感激したのは、幹の内部が空洞になっていた事で、墓守桜の使命感の強さである。  (スライドショーの15,16,18枚目を参照)