D90が観た画像  d90-12039

撮影地 神奈川県中井町、二宮町
撮影日時 2012−4−15 16:39〜17:53
作品のタイトル 葛川沿いの里山の桜
作品の概要 口コミによる「墓守の一本桜」情報を基に、湘南の二宮町と中井町の町境の旧秦野街道を歩いて見た。
二宮駅前から秦野行きのバスに乗り込み、バス停「梅の木」で下車する。
地元の人に聞いてはみるものの、目指す「墓守の桜」が見つからない。
仕方なく、山肌を見ては、白いものがあれば、まずは探索を続けた。

町境には、ソメイヨシノを記念樹として植えたブームが有ったように、そこかしこに、古木が見受けられた。
昔、秦野盆地で生産されていた葉タバコを、東海道線の二宮まで輸送することを主目的として湘南軌道(しょうなんきどう)が建設され、大正期には賑わいを見せたそうだ。
その頃には、沿線に当る「葛川沿いの里山」は結構な賑わいを持っていた。
しかし、昭和2年(1927年)に小田原急行鉄道(現在の小田急小田原線)が開通すると衰退し、旅客営業休止、路線休止を経て昭和12年(1937年)に廃止された後は、静かな里山になった。