D90が観た画像  d90-12046

撮影地 神奈川県相模原市田名
撮影日時 2012−5−5 9:07〜10:56
作品のタイトル 再び 大空に泳ぐ鯉のぼり
作品の概要 孫の誕生となれば、祖父母は後先(あとさき)考えずにお祝いをする。

昭和45年10月、川崎市登戸で、6畳と3畳、2畳のキッチン、風呂、トイレのアパートから、新婚生活が始まり、翌年娘が誕生、4年後、息子が誕生。
そして、娘の就学を迎え、海老名市に50坪の土地を購入、5LDKの家を建てた。
妻の実家から、7段飾りのお雛さまが、私の実家から、鯉のぼりのセットがお祝いされた。

7段飾りは8畳間の座敷におさまるが、鯉のぼりは50坪ほどの空き地が必要である。  5年間ほどは、隣接する土地が100坪と70坪が空き地で有り、鯉のぼりは青空に泳ぐ事が出来たが、その後は、天井裏の倉庫に塩漬けされたままだった。
天井裏の倉庫の整理の際、このままでは、天国の父母に叱られる。
毎年のように、「相模川の鯉のぼり」を撮影に行っていたので、思いきって、寄贈する事にした。
1200匹の鯉のぼりから、我が家の吹き流しを除く5匹の鯉は見つけ出すことは出来なかったが、再び、天まで抜ける青空の元、気持ち良さそうに泳いでいる姿を目の当たりにして、安堵した。