D90が観た画像  d90-12101

撮影地 横浜市中区本牧・三渓園
撮影日時 2012−9−7  14:21〜16:28
作品のタイトル 重陽(ちょうよう)の節句
作品の概要 中国の陰陽五行思想では、奇数は「陽」、偶数は「陰」、しかも奇数の中でも極まった九が重なった日として最も尊ばれた。
平安時代には「重陽節」として宮中に取り入れられている。
貴族たちは宴をひらいて菊酒を飲み、綿を菊に被せて露で濡れた被綿(きせわた)で体を撫でて長寿を願ったとか。

江戸時代には五節句の中でも最も重要な節句として城中行事になり、最も多い陽の数字に、「幕府よ永遠なれ」と期待を寄せていたらしい。
諸侯の大名は、綸子や羽二重などの布、紅白の餅、獲れ立ての鯛や干した鯛などを献上したとか。
逸話ですが、おしゃれな大名が、熨斗の代わりに「菊の花」を添えたとか。
ところで、紫の藤の花と白の藤の花は、併せて1000個のつるし飾りです、白藤の花の中には、フウセンカズラの実が埋められており、さしづめ産着に包まれた赤ちゃんの顔の様でした。