昭和20年の東京大空襲で焼け落ちた「丸の内北口」および「丸の内南口」のドーム天井を、100年前の姿に復元しようと、涙ぐましい努力の結果は、戦前の記録写真はモノクロの為、建設当時の色合いを出すのに苦労したとか。 8角形のそれぞれの角には、羽を広げた鷲(大きさは2.1メートル)、羽を広げた鳳凰、十二支の上の彫刻(アーチ上部のキーストーンの装飾)には、秀吉の兜のうち最も有名な「馬藺後立兜(ばりんうしろだてかぶと)」や、伊勢神宮の三種の神器の剣が飾られている。
8角形の場所を、十二支の方位で表わすと、丑(北北東),寅(東北東),辰(東南東),巳(南南東),未(南南西),申(西南西),戌(西北西),亥(北北西)を指ししているとか。
特に物議をかもしているのが、背中を向けて右足で耳を掻いているイヌの彫刻を、ブタに見えるとは失敬な。
さらに、お薦めなのは、ドーム入口の頭上にあるビジュアル映像画面の内容も見ていて面白いものです。 |