山車の前面に舞台が有り、5人囃子(笛1人、大太鼓1人、小太鼓2人、鉦1人)と舞い手(踊り手)がいます。 舞い手は、白い狐、獅子、おかめ、狸、ひょっとこのお面を着けて、踊りの仕草も流派によって異なります。 ところで、白い狐のお面、白い髪なので「白狐」と思っていましたが、じつは、『天弧(てんこ)』と言って、「神獣」のひとつなんです。
狐が1000年生きると『天狐』になれる。 千里の先の事を見通す。
江戸時代には狐の最上位とされ、江戸末期の随筆『善庵随筆』や『北窓瑣談』で描かれているそうです。
さらに、「天孤の舞」は五穀豊穣を、「獅子の舞」は悪魔退散、「おかめの舞」は家内安全や子孫繁栄を祈願しているとか。
お囃子を聞きながら、それぞれの踊りをじっくり見るのも楽しいです。 |