D90が観た画像  d90-13134

撮影地 静岡県清水町
撮影日時 2013−8−23 および 8−26
作品のタイトル 川の上を流れる「水の橋」 愛称は『千貫樋』
作品の概要 千貫樋は、清水町と三島市との境に位置し、楽寿園小浜池の湧水を、清水町にかんがい用水として送水するために、境川に架設されている掛樋です。

室町時代・応仁の頃、小浜池湧水を駿河六ヶ村に引くために、境川上に架けられた水道橋です。
木で作られた為、腐って壊れましたが、天文24年(1555)に復旧したといわれています。  ・・・ 規模は、全長45.0m、深さ0.45m、幅1.8m、高さ4.5mでした。・・・
そして、関東大震災でまた壊れてしまい、今度はコンクリートでしっかりと作られ、今も現役で農業用水路として役立っています。

この樋を架設した経緯は諸説ありますが、天文24年(1555)に、今川、武田、北条の三氏が和睦した際に、北条氏康から今川氏真に婿への引出物として楽寿園小浜池から長堤を築き、その水を駿河の今川領に送水したというのが一般的です。

規模は小さいのですが、江戸時代頃に造られた水の橋を、時の鐘側の源兵衛川で見ることが出来ます。