作品の概要 |
東北三大まつりの一つである竿燈まつりは、250年以上の歴史を持つ国重要無形民俗文化財です。
その起源は、江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1763)と伝えられています。
大人用は、『高さは12m、 重さは50kg、 提灯の数 は46個』です。
-----------------------------------
基本技として、竿燈の技は5種類あります。
-------------------------
【流し】
次の差し手が竹を継ぎやすいように支える。利き手で竿燈を差し上げ、一旦手のひらで静止。
竿を指の間からじわりじわりと15センチほどずらして持ちこたえる。
【平手】
竿燈を利き腕の手のひらに乗せて高々とかざし上げてみせる。
力強く豪快な基本技。
もう片方の腕をぱっと開いて、大きくバランスをとる。
【額】
竿を額で支え、首の根元が座った重量感あふれる技。静止して両手を大きく開いてバランスをとり、観客を圧倒する見せ場を演出する。
【肩】
竿燈をかかげやすく、最も覚えやすい技。利き腕を曲げないで、竿をまっすぐ肩に降ろし、首の付け根に静止させる。軸足と竿燈を一直線にするのがポイント。
【腰】
かなりの修練が必要な高度な技。上体をほどよく横に傾け、バランスを保つ。
5つの基本演技の中でもクライマックスに映える大技です。 |