D90が観た画像  d90-14034

撮影地 栃木県栃木市 蔵の街大通り
撮影日時 2014−2−14
作品のタイトル とちぎ・あそ雛まつり 三桝屋本店
作品の概要 栃木市の中心部・「蔵の街大通りエリア」の商店など53店舗が参加して、繰り広げられているひな祭りですが、他所とはちょっと異なる感じでした。

蔵の街のあちこちに雛人形を飾る来たけ〜 見たけ〜 食ったけ〜 とちぎで の〜んびり あそ雛まつりが、2月10日(月)から3月2日(日)まで開催されています。
このイベントはお雛様を見るだけではなく、多くの体験ができるイベントで、期間中、おひなさまアカデミー、流し雛、塗り絵ウォーキング、クイズラリーなどを実施するそうです。

1軒目に訪ねたのは人形の専門店・三桝屋さん、そして、最後にもう1度訪ねました。
おばあちゃんや奥さんから貴重なお話を伺いました。
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雛人形の仕込みは、大分(九州)の雛職人の所まで足を運び買い付けて来るそうだ。
店内に展示されている物は、ばら売りなので、お客さんの懐次第で毎年買い足していくか、金額で組み合わせを変更できるそうだ。
内裏雛の男雛と女雛の装束一枚目(唐衣)の柄を合わせて夫婦を表すそうだ。
これは、臼杵地方の「うすき雛」の特徴です。
十二単の襟元に懐紙を差し込むために、着物の着方が工夫されています。
安物は一枚一枚交互に張り合わせ方式なので、懐紙まで考えていません。
十二単に、着物の襟が着いています。
十二単を後ろから見ると、人間の着物は柄合わせをして作られています。
高額の十二単は6枚の反物を横に縫い合わせているので、針目が5ヵ所有ります。
男雛の背中を見ると、腰の所に専用の帯(石帯)が有り、さらに、下襲の裾(したがさねのきょ)を着用しています。また、魚の飾りを付けた印籠のような物がぶら下がってます。
三人官女の衣装は『ぬぎ袖』方式で、一番上の着物を脱いでいるとか。
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参考に我が家の七段飾りは、貸家住まいからマイホームにした時に、実家から贈られたもので、1978年頃の高額な七段飾りです。
十二単は、着物を5枚しか着ていませんし、男雛の背中も寂しいです。
三人官女の衣装も見劣りします。
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栃木の「ひな祭り」は、旧暦の9月9日の「重陽の節句」で行なうので、春は売り物を並べているけど、10月には江戸時代の雛人形を飾るので是非来なさいね。・・・ 必ず、再訪してみよう。