D90が観た画像  d90-14066

撮影地 山形県酒田市 清亀園(せいきえん)
撮影日時 2014−3−13 
作品のタイトル 清亀園(せいきえん)の「雛めぐり」 ・・・傘福のルーツ
作品の概要 三大つるし飾りで、「伊豆稲取系の吊るし飾り」は各所でお目に掛かるものの、「酒田の傘福」はめったに出会わない。
ましてや「江戸時代や明治時代の傘福」を見るためには現地の酒田市まで行かねば・・・・で、ついにやってきました。

玄関を入って、正面の部屋の段飾りや傘福の撮影は自由ですが、右手の部屋に飾ってあるものは撮影禁止であった。

館内でまず目に入ったのが、かもいに掛かっていた「ねこやなきの枝の吊るし飾り」だった。
かって、上田市の別所温泉で見たものに似ていた。
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説明員の村上(庄内傘福研究会の所属)さんと、「目黒雅叙園」や「別所温泉」の話で盛り上がり、ついに、撮影禁止の作品を撮影する許可を頂きました。
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酒田の傘福は、家族の健康や商売繁盛、豊漁などの願いを込め、幕を張った番傘に、着物の端切れなどで作った農作物や魚、動物などをつるして、色とりどりに飾ったもの。
傘福のルーツを探ろうと、3年前に市民が庄内傘福研究会(工藤幸治会長、会員12人)を立ち上げて調査研究を進め、江戸期から伝承されていることを突き止めたそうです。

今年は、大正や昭和初期の傘福を6カ所の神社や寺などから借り、計20基を展示していました。