| 清亀園で古い傘福を見たあとで、明治２８年建築の料亭「山王くらぶ」が、１１０余年の時を経て、新たな観光拠点として生まれ変わって「傘福の常設展示場」になった事で、豪華な「宝づくしの傘福」を展示してあるので、是非見てきなさいと言われ、立ち寄りました。 『直径２００ｃｍの傘の中に９９９個の細工をつるした高さ２７０ｃｍの傘福』は豪華絢爛で、これを見ずして傘福を語るべからず・・・だった。
「山王くらぶ」の外観もさることながら酒田市で一、二の格式を誇った老舗料亭にふさわしく、各部屋ごとの組子建具、床の間などは銘木をふんだんに使った優れた意匠となっていました。
聞くと頃に因れば、北前船でにぎわった時代、船が港に入ると、船乗り達が料亭でドンチャン騒ぎをしたそうな。
豪華な細工物の中に、薄いピンクの飾り物が目に付きました。
特産の「紅花」で染められた淡いピンクの傘福も可愛らしかったです。 |
