長野県須坂市では「旧家(小布施家)で出会った明治雛の段飾り」と「世界の民俗人形博物館で出会った押絵人形」、長野県上田市では「押絵つるしもの」、そして山形県酒田市では「庄内押絵」と、目にする機会が増えるに従って、興味が湧いてきました。
ネットで検索すると、「桃の節句を旧暦で行なう松本地方」に、押絵雛が展示されている事を知った。スライドショーの写真で45、46枚目を見ると、押絵の技術は全国40ヶ所ほどに伝承されているそうです。
市立博物館に20点(ただしガラス張りの様子なので、パスした)、はかり資料館に30点、そして、古民家の馬場家住宅に50点あると言う。
はかり資料館は、「両替天秤、湿度計、量りマス、砂時計、身長計、重さ計」などの道具などを展示しているのですが、桃の節句の期間中、押絵雛飾りを展示していました。
ところで、この建物が有る一帯(中町通り)は、江戸末期や明治に度々大火に見舞われ為に、白壁となまこ壁の土蔵が建ち並ぶ「蔵の町通り」に変身しました。
スライドショーの終わりの2枚は、長野県西南部に分布する本棟造と呼ばれ、屋根に「雀おどし」の棟飾りが付いています。 |