D90が観た画像  d90-14109

撮影地 静岡県熱海市上多賀の海岸線
撮影日時 2014−5−23
作品のタイトル 赤潮とアオサギの子育て島
作品の概要 毎年のように、4月、5月にはプランクトンの異常増殖が発生し、西風の影響で熱海港に赤潮が押し寄せるそうだ。
ここ数日、海も穏やかなので、赤潮は赤い帯を伸ばしながら遠ざかり、青い海に溶け込んで行くそうな。  ・・・チョット絵になる光景です。

バス停(アカオハーブ&ローズガーデン)近くの海岸テラスに立ち、目を転じると、網代方向に崖下の別荘(個人宅のため近寄れない)といくつかの岩の島(Yahooマップを拡大すると、7つの島が有る)があった。
その内の一つに岩の上に大きな木が生えており、木の上が白いもので覆われていた。
パソコンで拡大して見たら、体長93センチの「アオサギ」が20羽ほど、木の上の巣で子育てに専念したり、岩の上でのんびり海上を眺めている。
観光協会には、まだこの情報は伝わっていなく、初耳らしい。
7つの島には、地元ではそれぞれ名前を付けているらしいが、「アオサギの子育て島」は、正式には、『雀岩』と言われているとか。

その後の調査報告です。
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観光協会で、島の名前を教えてもらった。
熱海市役所の観光経済課で、熱海図書館の市誌編さん室を教えてもらった。
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多賀村は熱海に吸収合併された。
昭和43年に発行された「多賀村誌」に雀岩の1節が載っている。
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曽我海岸の沖合い、三十間(約50メートル)の所に10島程の小島がある。
昔は、その内の一つに枝振りの良い杉の木が数本と根元には草も生えており、花も咲いていた。
しかし、いつしか杉の木は一本の老木だけとなり、雀のねぐらとなっていたので、村民は「雀岩」と名付けたそうだ。
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熱海の風景を絵葉書にした経緯が有る。
大正7年と昭和7年だそうだ。
その写真でも杉の木は現在と同じ位の大きさだ。

で、結論だが、雀岩の杉の古木は樹齢150〜200年と推測しました。