D90が観た画像  d90-14196

撮影地 東京都あきる野市横沢
撮影日時 2014−9−26
作品のタイトル 白萩の覆いかぶさる大悲願寺
作品の概要 あきる野市屈指の古刹『大悲願寺』は、源平合戦でその名を馳せた武将平山季重が建立したと云われ、優れた文化財を数多く保存しています。

このお寺と仙台藩主伊達正宗とは深い関わりが有ります。
--------------------------------
当寺第15世の秀雄(しゅうゆう)は政宗の末弟でした。
その為か、政宗は何回か当地を訪れたと言われています。
秋に政宗が当寺を訪れたとき、庭の白萩のあまりの見事さに感動し、後日、飛脚をたてて送り届けたという「白萩所望状」はよく知られています。
---------------------------------
彼岸のころには、旧五日市街道からの参道である長く急な階段の両脇や、線路を渡って楼門(仁王門)前の駐車場脇は、一面の彼岸花で覆われるので、時期に合わせて行くと楽しいかも。
さらに、9月中は「五日市七福神」で秋の七草めぐりが催されており、大悲願寺の『萩』と『大黒さま』を拝見できます。

白萩は境内だけでなく、大悲願寺の裏手の山腹を利用した『四国八十八ヶ所』お砂踏み霊場を巡る参道が有り、横沢入方面に向かう小路の脇にも多く植えられていました。

『四国八十八ヶ所』お砂踏み霊場とは、
-----------------------------------
大悲願寺(加藤章雄住職)の発案で、四国までは経済的、時間的に行けない人にも、境内で八十八ヶ所巡りが出来るようにと建設を進めていたもので、平成8年から四回に分けて、檀家らが四国巡礼に出向き、各霊場の協力を得て寺の砂を持ち帰り、それぞれの本尊の下に納めた。

石像は白御影に一つずつ仏像を刻んだもので、高さは涅槃像で100cm、立像で180cmもあり、奉納者名も刻んで有りました。