D90が観た画像  d90-14244

撮影地 東京都世田谷区粕谷
撮影日時 2014−12−6
作品のタイトル 蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)の紅葉
作品の概要 蘆花恒春園、現在では環状8号線から100mほど入り、周辺は住宅地に囲まれていますが・・・。
明治から大正に掛けて、「不如帰」「自然と人生」「みみずのたはこと」などの名作を著わした徳富蘆花が数え40歳の時に土に親しむ生活を営むため、当時の原宿(東京市青山)から明治40年2月27日に、草深かった東京府北多摩郡千歳村粕谷に土地と家屋を求め、「恒春園」と称し移り住み、昭和2年9月18日に60歳で逝去するまでの約20年間、「美的百姓」と称して晴耕雨読の生活を送りました。

没後10年を経た昭和12年、愛子夫人は居住した建物並びに敷地、蘆花の遺品一切を、武蔵野の景観とともに保存し公園とすることを条件に、当時の東京市に寄贈して、昭和13年に東京市蘆花恒春園として開園されました。
その後、東京市では隣接地の買収を進め、公園区域を拡張。
新たに買収した部分には、児童公園や草地広場などがあり、一般公園区域(樹木が生い茂る80,000uの敷地)となり、「芦花公園」の愛称で都民に親しまれています。

私が訪れた紅葉の見頃時、敷地内の蘆花記念館、愛子夫人居宅、梅花書屋、母屋それに夫婦の墓などが、色付いたモミジとコラボレーションしていました。
やはり、この公園もデートスポットだったのか、挙式を終えた二組の新婚さんに出会いました。