新橋駅から東京駅までの山の手線、赤煉瓦造りの連続アーチの高架は、
日本最長で、最大規模の明治時代の煉瓦造りの構造物であり、
関東大震災や戦火を潜りぬけて、100年を経てきた現在も現役で鉄道の大動脈を支えている。
戦前までは、連続アーチ橋の下には何も無く、絵になる光景だったそうだ。
ガード下から日本の象徴の国会議事堂も1.2キロメートル、銀座まで200mの近さに有りながら、現在のガード下は様変わりした。終戦直後に土地の不法占拠者が集まって商売をしていたブラックマーケット、いわゆる「闇市」が駅前のガード下を中心に広がり、進駐軍から流れた物資を扱う都内最大級の闇市ができたり、夜になると米兵相手のパンパン(街娼)が数多く立つスポットとしても有名だったらしい。
現在も昭和の匂いを残したままの店舗も、平成の改装をしたお店も賑わっていました。 |