D90が観た画像  d90-15009

撮影地 東京都中央区月島 もんじゃストリート
撮影日時 2015−1−4
作品のタイトル 月島 もんじゃストリート
作品の概要 現在は東京湾に人工島が次々と造成され、東京都はドンドン大きくなっていきます。
この思想は、江戸時代に遡ります。
月島は、明治になって東京湾埋め立ての1号地として出来ました。

ところで、『もんじゃ屋』は、1980年ごろで10軒くらいで、路地裏で開店した店が多かったのですが、1988年に地下鉄有楽町線ができてからは急速に増え、その後、地下鉄大江戸線の駅も出来、交通の便が良くなったために、人通りの多い西仲通りに移動したり、西仲通りのお店がもんじゃ屋を始めたりして、今では西仲通りに面したもんじゃ屋は、35軒あります。それ以外のもんじゃ屋も、ほとんどが西仲通りに続く路地にあり、同業者が75軒もひしめいております。
その為に、『西仲通り』が「もんじゃストリート」と言われる理由です。

『西仲通り』の歴史は、明治の後半より両側に商店が集まり、他の通りにある工場の従業員を中心に賑わっていました。
大正に入ると、更に道の真中に露店が並び、大正10年の調査では、露店の数が90軒を超えていたというから、かなりの賑わいが続いたようです。
その後も、関東大震災(1923年)で一旦焼失しながらも直ぐに復興し、第二次世界大戦までは、東仲通りなどの工場の発展とともに、繁栄が続きました。 敗戦後(1945年)は、月島地区は空襲で焼けなかったため、人口は減少しなかったものの工場が徐々に月島から移転していき、安定期に入りました。
隅田川を渡った他の地区では、高層ビルが次々と建つ中、月島では棟割長屋が中心で大きな変化がありませんでした。 そして、1960年前後、「大人向けのもんじゃ屋」が開店を始めました。