D90が観た画像  d90-15010

撮影地 東京都中央区佃島 
撮影日時 2015−1−4
作品のタイトル 佃島・平成と江戸時代のコントラスト
作品の概要 「佃島」は、摂津国佃村(現大阪府)から、江戸幕府の意向で移住した漁夫達が、隅田川河口に島を築き、幕府の開府期以来白魚漁などを生業にした人々が住んだ町で、「佃煮」の発祥地としても知られています。

その後、佃島に隣接して「石川島」が出来て、明治時代には「造船所」が出来、「佃島」や「月島」には、造船所や下請けの小工場の従業員向け居住地として発展し、整然とした区画割りにより、長屋が立ち並びました。
その長屋が、東京大空襲の被害を受けなかったのと再開発が遅れたため、第二次世界大戦前に建てられたままの形で残っています。

しかし、造船所の移転や、銀座から東に2km 程と都心に近い位置にあり、地下鉄有楽町線か大江戸線の「月島駅」で下車し、6番出口から上がると、徒歩数分の為、平成時代になり、住宅用の低層から超高層までのビルが建ち始めました。

佃島周辺は、今日でも江戸の風情を感じさせる町並みを残しており、「佃島」や「石川島」などの高層ビルが背景となり、そのコントラストが江戸時代の名残を浮き立たせています。

住吉神社は、天正18年(1590)家康公が関東下降の際、住吉の社(田蓑神社)の神職平岡大夫の弟、権大夫好次が分神霊を奉戴して江戸にくだり、正保2年に佃島の竣工後、住吉明神の社地を定めて、正保3年(1646)6月29日、住吉三神、神功皇后、徳川家康公の御霊を奉遷祭祀し、創建されました。