D90が観た画像  d90-15024

撮影地 東京都葛飾区立石
撮影日時 2015−1−16
作品のタイトル 昭和の匂い・・呑んべ横丁
作品の概要 東京でも「五本の指に入るレトロな横丁」だろう。
東京スカイツリーから京成線で10分弱、各駅停車の止まる立石駅から100メートルも歩かない。
物見遊山の観光客など、全く受け入れる空気が存在しないディープな下町の飲み屋街である。

細長い、30メートルほどの、2本の路地に、2階建ての居酒屋やスナックなどの店舗が、向かい合わせに、びっしりと並んでいる。
店舗はどこも古びていて、人の気配もなく、一見したところ、今も使われているのか、廃屋なのか、見当がつかない。
昭和28年当時、「立石デパート」と呼ばれ、洋品店やカバン屋、食堂などが並ぶ、一般の商店街だったとか。
現在はトタン屋根で覆われたアーケードの所々から青空がのぞき、廃屋になっている所もいくつかある。
夜になって、ネオンの瞬く店のほとんどが外から中が見えないので、ある意味上級者向けと言えるかもしれないが、通路を歩いていると、店の中の会話が漏れてくる。
スナックの扉の向こうでは、酸いも甘いも知っているママ達が意外と温かく迎えてくれたりもするかも。
頭の上にせり出している看板に気をとられていると、ションベン臭い・・・・。
と、思ったら、開けっ放しの公衆便所があった。