樹木は語る |
私は、この神社の創建時に記念樹として植えられたかも。
この神社は、徳川五代将軍綱吉公の病を治した事もある有名な人の屋敷だったのさ。
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杉山流鍼術の始祖、盲目の杉山和一検校が、湘南の江の島で修行した事から、江の島弁財天を勧請して創建し、「江島神社」と名乗っていたけど、空襲で本殿が焼けてしまい、昭和27年に再建された折りに、杉山和一総検校も合祀され、「江島杉山神社」と称されるようになりました。
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それはさておき、3月10日には、この辺り一帯は火の海に包まれ、私も丸焼けになったよ。
70年経っても、焼け焦げた樹皮が炭化して、残っているよ。
でもね、足元の方は少し、朽ちてきたかも。
火の海で逃げまどう人達は、ここから50メートルほど離れた隅田川や堅川に飛び込んだけど、結局はダメだったみたい。
今でもね、風の強い時など、泣き叫ぶ悲鳴が聞こえてくるよ。そうそう、
境内には江の島の弁天洞窟を模した洞窟があり、特殊信仰として「いわやみち」の奥まった岩室に古くから三体の石像が祀られているよ。 |