D90が観た画像  d90-15036

サブタイトル 戦後70周年記念  「もしも私に口があったなら、あなたに伝えたい」
空襲被災地 台東区浅草2−3
被災樹木 イチョウ 現在の樹齢 850年
樹高 15メートル 幹回り 6.5メートル
戦災日 1945−03−10
作品のタイトル 浅草寺のご神木のイチョウ
樹木は語る ご本尊の「聖観世音菩薩」が、隅田川で漁の網に掛かったとか・・時は飛鳥時代、推古天皇36年(628)3月18日の早朝のこと。
大化元年(645)、勝海上人(しょうかいしょうにん)が観音堂を建立した。
平安初期には、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が(794〜864、浅草寺中興開山・比叡山天台座主3世)が来山する。
鎌倉時代に伽藍の荘厳はいよいよ増し、江戸時代の初め、徳川家康公によって幕府の祈願所と定められてからは、堂塔の威容さらに整い、いわゆる江戸文化の中心として、大きく繁栄したのである。

ところで、私は「源頼朝が植えたと、伝承される」ので、樹齢800年、樹高も20メートルを超えていたかも。
ところが、3月10日の大空襲の焼夷弾が私の真上(先端頭部)を直撃した。
同様に、国宝の本堂も五重塔も被弾して焼失したのだ。
その後、本堂も五重塔も再建され、何事も無かったかのように、観光客が訪れています。
しかし、私も神木の意地が有ります。
上半身は爆破で吹っ飛び、下半身は見るも哀れな姿です、中心部は焼けこげて空洞化し、樹皮表面は白骨化して異様な形状になっています。
戦後70年も経てば、上半身にも若い枝が育ち、樹高も昭和20年(樹高8メートル)に比べれば倍くらいまで伸びたよ。

道案内   鳥瞰図 地下鉄を利用し浅草駅で下車、雷門を潜り仲見世を通り、宝蔵門を潜れば、本堂前の境内に出る。
右手に交番が有り、交番の前にご神木のイチョウが有る
事前にMAPをプリントして行くといいよ。   map   鳥瞰図
撮影日 2015−2−6